とにかく出してみたい

どうも、カクラです。

サトさんの朝はとても早いです。

毎朝4時には起きて、車で5分かかるコンビニへ出かけていきます。

家を出るときの音で、自分も目が醒めてしまうので、寝不足気味です。

そんな自分に、サトさんは必ずブラックコーヒーを買ってきてくれます。

サトさんの日課が、自分の朝に入り込んでくるこの感じ、

「嫌だな」と「面白いな」の感情が混ざり合っているようです。

今後、どうなっていくのか少したのしみ。

 

今回読んだ本はこちら

 

 

インターネット的 (PHP文庫)

インターネット的 (PHP文庫)

 

おもしろかった。

内容は、インターネットのことではありません。

「インターネット的」という場合は、インターネットがもたらした、

社会や人間関係の変化の全体像をいうそうです。

以下の3つのキーワードがあり、

「リンク」ー複雑な情報の塊どうしが互いにつながっていること

「シェア」ーおすそわけ

「フラット」ーそれぞれが無名性で情報をやりとりするということ

 

インターネットは道具であり、それを使って「何がしたいのか」

にもっと焦点が集まってくる。

こぼれ落ちてしまいそうな、弱い面白さや情報を

どうすれば世の中に発信できたり、発信することで繋がれたりするのかな?

 

サトさんと暮らしていて考えることがあります。

サトさんは、自称映画が趣味ということになっています。

毎晩夕飯を食べ終わると、「映画を観る」といって自分の部屋へいきます。

十分後部屋を覗くといびきをかいて寝ています。

寝るために映画を観るような

映画を観るために寝るような

なんとも言えない面白みがあります。

そんなサトさんも一週間くらいかけてやっと映画を見切ります。

「感想は?」

といつも質問をするのですが、

サトさんの映画感想は、主語もなく文脈も無視されていて

自分の中に残った強いイメージが言葉になって出てくるので、

なんとも言えないが微笑ましさがあります。

もし「サトさんの寝る前に言いたい映画感想」みたいな映画の紹介動画が

あったなら、きっと私はチャンネル登録するだろうなと思うのです。

こういった「微妙な何か」を含んだ情報が

もっと当たり前に世の中に出てくるようになれば、

もっとたのしくなりそうだなと思います。